Ohanasi Kagawa

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日本語学習:外国人のためのステップ・バイ・ステップガイド

2023.06.02

日本語を学びたい!と思い立ったら、まずなにから始めるべきなのでしょうか?日本語能力試験をご存じの方も多いと思いますが、勉強するには日本語学習アプリ、オンラインレッスン、日本語学校、動画教材、対面の交流など、多種多様な方法があって迷ってしまいますよね。この記事では、初心者から上級者まで幅広い日本語学習者を対象として、学習のアプローチやリソースを紹介していきます。最後まで読めば、自分に合った勉強方法がきっと見つかりますよ!日本語ができるようになると、たくさんのメリットがあります。旅行の際に現地の人と交流できるようになったり、日本の文化や歴史への理解が深まったり。ビジネスでのコミュニケーション能力を向上させて、キャリアアップもできますね。さらに、海外での日本語教育や、翻訳の仕事もできるようになるので、今まで選択肢に無かった新しいお仕事にもチャレンジできます。日本語を学んで、あなたの新しい可能性を見つけましょう!

日本語の基本情報について

learn japanese

まず、日本語の基本情報についてまとめました。日本語は、主に日本国内、そして過去に日本領だった国々で使用されています。また、日本国外に移住した日本人の間でももちろん使われています。日本では、日本語を公用語として規定しているわけではありませんが、公の文書はすべて日本語で記述されています。学校教育においても、「国語」という科目名で日本語を学習するため、事実上の日本の公用語となっている状態です。日本語話者についての正確な人口統計は明らかになっていませんが、1億3000万人を超えるとされています。これは、世界の母語話者数でトップ10に入る規模というので驚きですよね。以下では、まず日本語の文字と発音について、次に日本語能力試験について見ていきましょう。

文字と発音

日本語は、ひらがな、カタカナ、漢字という3種類の文字で表記されます。漢字は中国語から輸入され、漢字を崩したものがひらがな、漢字の一部をとったものがカタカナとして定着してきました。これらを組み合わせることで、複雑で柔軟性のある表現が可能となります。また、発音については、音節ではなくモーラ言語であることが特徴です。

(1)子音+母音(「か」→ka、「も」→moなど)、

(2)半子音+母音(「や」→ya、「を」→woなど)、

(3)特殊モーラ(撥音「ん」、促音「っ」、長音「ー」)

特に、特殊モーラは非母語話者にとって馴染みのない考え方のため、学習の際に苦戦することもあるでしょう。基本文法については、語順がSOV型であるのが特徴的です。主語、修飾語、述語という順で、修飾語は被修飾語の前に置かれます。英語をはじめとするSVO型の言語を母語とする場合、まずは語順に慣れる必要がありますね。最後に、日本語には敬語という待遇表現があります。相手に敬意を示すために使われる特別な語彙や文法で、特にビジネスの世界で重要視されています。

JLPT(日本語能力試験)

日本語を学習する場合、目標とされることが多いのは日本語能力試験です。「原則として日本語を母語としない人を対象に、日本語能力を測定し、認定することを目的としています。」とあるように、日本語非母語話者の日本語レベルを証明するために使われます。レベルはN1~N5の5段階で、最も易しいのがN5、最難関がN1となります。N4とN5は日本語学校等で学ぶ基本的な日本語、N1とN2は実生活の幅広い場面が対象となります。N3はこれらの橋渡し的な存在です。レベルごとの詳しい説明は、公式サイトを確認してみてください。

【日本語能力試験】

https://www.jlpt.jp/e/index.html

効果的な学習方法について

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ここまで読んでみて、日本語は難しそう…と思った方もいるかもしれません。ここからは、実際どのように日本語を学習していけばいいのかについてお伝えします。例として、日本語アプリや日本語教科書を使う場合、言語交換やオンラインレッスンに参加する場合、日本語学校に通う場合、動画教材で学ぶ場合、日本語話者の友達やパートナーと交流する場合の5つのパターンを考えていきましょう。それぞれのメリット、デメリットを知って、あなたに合った効果的な学習方法を考えてみてくださいね。

日本語アプリや教科書

独学で日本語を学びたいと思ったら、まず思いつくのがオンラインサービスや書籍ではないでしょうか。有名な「Duolingo」などのスマホアプリや、「NIHONGO eな」などインターネットのまとめサイト、そして日本語教科書を使って自己学習を進めることができます。これらを使うメリットは、手軽に安くスタートできることです。まずは日本語に触れてみたい、日本語学校等への大きな投資をする前に様子を見たいという方におすすめ。自分のペースで進められるのも良いところですが、逆にモチベーションを保つのが難しい点がデメリットと言えます。独学となると、何か困った時に質問する相手がいないのも悩みどころ。まずは独学で始めてみて、質問する相手が欲しいと思った段階で他の方法に移るのもいいかもしれませんね。

【参考サイト】

・Duolingo

https://en.duolingo.com/

・NIHONGO eな

https://nihongo-e-na.com/eng/

・NHK WORLD-JAPAN やさしい日本語

https://www.nhk.or.jp/lesson/en/

言語交換とオンラインレッスンの方法

アプリや教科書で勉強していると、誰かに質問したい、誰かと話してみたいと思う方も多いのではないでしょうか。日本に来ることなく日本語話者と話したいなら、言語交換サービスやオンラインレッスンなどがおすすめです。これらは無料のものも有料のものもあるので、予算に合わせて選ぶことができます。言語交換の場合、相手の言語学習もサポートすることができるので、より対等な関係で気兼ねなく話すことができるかもしれませんね。オンラインレッスンにも、マンツーマンレッスンやグループレッスンなど様々な形態があります。会話の量を重視したいのか、一緒に学ぶ仲間が欲しいのかで変わってきます。これらの方法は、人と話すので学習のモチベーションアップに繋がるのがメリット。逆に、自分で時間を選べなかったり、金銭的負担になったりすることがデメリットと言えます。

日本語学校

もっと本格的に日本語を学びたいと思ったら、日本語学校を視野に入れてみましょう。実際に日本に留学することもできますし、各国にある日本語学校に通うこともできます。日本語学校のメリットは、日本の大学進学や日本でのビジネスも目指せる高い日本語力が身につくところ。金銭的にも時間的にも大きな投資をして、本気で日本語を学ぼうと思っている学習者が集まるので、モチベーションの高い仲間と繋がることができます。その分のデメリットとして、金銭的な負担が大きいこと、数か月または数年間の時間的な拘束を受けることが挙げられます。また、日本に留学するとなれば、生活の中で日本文化も楽しめるのが良いところ。逆に、どれだけ住みたかった国だとしても、異国に住むストレスはあるものです。自分の目指したいレベルと、予算や時間的余裕について考えて決めるのがいいかもしれませんね。

動画教材

近年ポピュラーなのは、動画教材です。特に、アニメで日本や日本語に興味を持った方が多いのではないでしょうか。日本の映画やドラマなども、世界中で人気がありますよね。アニメ、映画、ドラマで日本語を勉強すると、趣味として楽しいので継続が苦になりません。アニメや映画のストーリーをもっと理解したいというモチベーションなら、つまらなくなりがちな単語や文法の勉強も頭に入りやすいかもしれませんね。メリットとしては、楽しく学習が進められること。デメリットとしては、体系的に学ぶことが難しい点が挙げられます。そんな方におすすめなのが、YouTube学習。YouTubeには、日本語の語彙や文法、よく使うフレーズやスラングなどをわかりやすく説明している動画がたくさんあります。動画なら楽しく見られる、という方にぜひ試していただきたい方法です。

日本語の友達やパートナーとの交流

学習を進めていったら、日本語を話す友達やパートナーと交流したくなりますよね。どうやって?と思うかもしれませんが、言語交換イベントやSNSで友達を見つけることができます。SNSで急に声をかけるのは難しいという方もいるかもしれませんが、言語交換イベントなら1対1で話すところから始まるので仲良くなりやすいのではないでしょうか。

初めて言語交換イベントに参加するなら、Ohanasi Kagawaがおすすめです。Ohanasi Kagawaでは、週末に日本語学習者と英語学習者の無料オンライン交流イベントを開催しています。日本語学習者と英語学習者の1対1で、15分ごとに話す言語を切り替えるのが特徴のひとつ。これにより、お互いに教え合える・学び合える環境が整っています。安心して参加できるように様々な工夫を凝らしているので、ぜひ一度覗いてみてくださいね!

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